初めまして、阿賀野たかしと申します。 冒頭のプロローグが意味するもの・・・ 後半の結末を知って、驚きました。 ちょっとした論文が入選して、それが人工知能と直結していたとは、意表をつく展開でした。 AIとそれを操る人間(もはやここでは神の領域?)、そして、それに翻弄される人類のシニカルな結末。 グラックユーモアがいたるところに散りばめられていますね。 この先どうなるのだろうとドキドキしながら読みました。 主人公の順風満帆のようでいて、実はそうではない生活。入賞したばっかりに、とんでもない人生を歩むことになりました。 AI間戦争で、ケリがつく未来。なさそうで、ありそうです。 象徴的なラストシーン。 一面に咲き誇るコスモスの群生が、眼に浮かぶようです。 とても面白かったし、また感動しました。 これぞまさにSFの醍醐味ですね。 この作品は、昨今のAIに対する警鐘であります。 短編の中に濃いエキスが詰まっていると思いました。 凄いです!
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ありがとうございます。 人間は人間自身を制御できるのか? ムズカシイ問題ですね。

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