樹乃 ななせ

まさにタイトル通りの作品だと思いました。 情景が登場人物とともに移り変わる様は、まるでその心情を表しているかのようで美しい表現でした。 その人の感情によって見える景色は違って見えるものです。星空や花がまさにそうで、読者もまるで二人を見守る花になったような気分で読み進められました。 特に驚かされたのは「好き」という言葉を言っていないこと。二人には言えない事情があるのですが、ちょっとした仕草や行動が想いを表現していて感動しました。 触れてはいないのに、お互いの心に触れてくる。花で伝え合う心があまりにも綺麗で、心が洗われるような作品。 素敵な作品に出会えたこと、本当に嬉しく思います。ありがとうございました! 拙いレビューで申し訳ございません。

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