なんというか、とても不思議なお話でした。 食糧危機の問題は、ときおりSFでも扱われるテーマですが、そこに“ミーク”という概念を登場させることによって、今までにない斬新で個性的なストーリーになっています。 いつか、こういう時代が来ることもあるのかもしれないなと思わせるリアリティです。 そして、おそらくは、その設定だけでは、残酷で無機質な感覚しか受けなかったのでしょうが、この作品には、胸の奥の痛くなるような悲哀と切なさがあります。 短編ですが、個々のエピソードの切り口が深く、登場人物の関係もとても練られていて、それがクライマックスに効いてきます。 ラスト、一瞬、人間の汚さにそれるか……と心配になりましたが、真相はとても悲しく美しいものでした。 最後になりましたが、ジャンル応援近未来、佳作おめでとうございます!
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レビューありがとうございました( ;∀;) 拙い作品ですが、深くお読みいただき感謝です(T_T) いつも本当にありがとうございます!
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