巴世里

キリ番リクエストで、新選組十番組長『ヤンチャイケメン』原田さんと『江戸城の葵』では掛川藩中屋敷で中間を勤める、『爽やか、スマート、ストイック』十蔵さんのラブラブツーショットを描いたのは去年の夏の事でした。それからイラストに合わせた 『お団子やさんのラブラブな二人を葵ちゃんが発見』するエピソードに合わせて本編中にイラストを掲載して頂いたのが12月。 今回の番外編は、慧ちゃんが私の誕プレに希望を聞いてくださったので、その時の二人のお話しをリクエストして実現したものです。 いっぱい連載を掛け持ちしている慧ちゃんに負担を掛けたくなくて、あのお団子やさんでの二人の裏話ならいいかなあと思ったのです。 なんて浅はかだったんでしょう。 大河ドラマをずっと見てなかったし歴史に疎い私は全く分かってなかった。 改めてWikipediaさんで勉強してきました。 時は慶応4年2月、原田さんは『鳥羽伏見の戦い』で沢山の仲間を失い江戸に戻ってきたところです(この番外編でも書かれていますが慶喜公は上の寛永寺にて謹慎中と言う時期) 今、大河ドラマ『西郷どん』でも徳川慶喜が大政奉還で討幕の矛先をかわしたにもかかわらず西郷どんはなおも旧幕府軍を徹底的に潰そうとしていました。 岩倉具視の策略で慶喜は朝敵にされてしまい、すっかり戦意喪失。 これからは幕府方は敗戦一方です。 新選組はそんな時代の流れに翻弄されるばかりなのですが、皆さんの方が良くご存じですよね。 お団子やさんでの一コマはつかの間の平安でした。 十蔵さんが、甲州への出陣命令が出て断髪した原田さんを見て愕然とするシーン、数日後には戦地へ向かわねばならない…… 「ああ、そういう時期だったか…のんきにお団子食べてるシーンだけのはずがなかったよ」それに漸く気づいた私。 慧ちゃんの美しい描写と手寧な語り口で描かれた、この時代に生きた明日をも知れぬ身の男達の、今と未来を精一杯生きようとする姿にただただ泣かされるばかりでした。 お団子やさんのシーンでも、原田さんのキャラが何ともお茶目で魅力的で、その命がもう残り少ないと思うと、より一層艶やかな印象が心に刻まれます。 十蔵さん目線で原田さんと十蔵さん自身の想いが語られる今作。 情に厚くて、お茶目で ヤンチャで、男気溢れる原田左之助さんの虜になりそうです。 慧ちゃん、本当に素敵なプレゼント、ありがとう。
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ぱせりん、レビューありがとうございます。 一言一句に心のこもった素敵なレビュー、とても嬉しいです。 もっと早くお届けできたら良かったんだけど、葵本編の進捗に合わせていたら、こんなに遅くなってしまいました。 それも自分のせいなんですが、ごめんね。 それなのに、こんなに喜んでもらえてありがたいです。 たくさん調べ物もしてもらって…。 明日をも知れぬ時代に生きるからこそ、強く鮮やかに『生』を求める。そして砕けていてお茶目w そんな、私なりの原田さんを気に入ってもらえたことも嬉しかったよ。 それに、十蔵の心情は、こんな機会でももらわないと皆さんに知ってもらえないしね。 そのことにもとても感謝して
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拙い感想文(それも半分以上経緯と時代背景の説明!)失礼しました! それに、十蔵さんの切ない想いに触れられなかった(;´Д`) そうだよね、葵が語り手の本編では匂わせる事はできても、はっきり読者に伝えられないよね(ノω`) この番外編で十蔵さんがはっきりと自覚していたと知る事ができて良かったよー(´;Д;`) だって、ずっと天然で無自覚に葵ちゃんを好きなのかと思ってたんだから……(;゚∇゚) 幕末明治のこの時期は年表も恐ろしく細かくて次から次へと変化して行くのに、大政奉還、無血開城とか、切れ切れの知識しかなくて、流れが全く分からないのよ~ それと具体的にこれから原田さんがどうなるのか分からなく
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