星空永遠

レビューさせていただきます。 まず、死神が少女の魂を狩ろうとするところから物語が始まる。 少女は自分のせいでお金がかかり、親に負担がかかっていると呟く。そんな少女の言葉に心動かされる死神。 本来、死神に慈悲というものは不必要なもの。だが、この死神には慈悲が存在した。 少女の魂を回収するもサタンの所に行かず、その場で魂を離してしまう。 少女は奇跡的に生き返り、いつか鳥さん(死神)にお礼を言わなくちゃと言って物語は終わる。 このあと、死神がどうなったのかは書かれてはいませんでしたが魂をサタンの元に届けなかったので、やはり無の世界に行ってしまったのか。 これが仮に天使なら、きっと良い行いとして、再び人間としての生をまっとうするように神様から言われるのですが....あぁ、なんて切なすぎるラストなんでしょう。 少女の為に自分を犠牲にした死神も、少女と同じく優しい心の持ち主ですね。 素敵な作品を読ませていただきました(*^^*)

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