星空永遠

レビューさせていただきます。 高校生の愛香ちゃんが桜を見ていると、「桜が好きなの?」と声をかけてきた男の子。 そこから物語は始まる。 男の子・拓人くんを最初は変わった人だと思うも、仲良くなり一緒に遊ぶようになる。 が、何をするにも拓人くんは「はじめて」だと言った。 愛香ちゃんは拓人くんに恋心を抱くようになるも、気持ちは伝えないまま早1年が経つ。 そんな中、拓人くんはスマホで誰かと連絡をとる機会が増える。それが気になった愛香ちゃんは直接本人に聞くことにした。 すると、その返答は、愛香ちゃんのことが好きだという真実だった。 まさか自分と同じ気持ちだったなんて・・・と、愛香ちゃんも好きを言葉にしようとするが、その前に意識を失ってしまう。 愛香ちゃんが目を覚ますと真夜中で、何か大事な事を忘れていると思いつつも、その事実までたどり着くことは出来ず、思い出すことさえ出来ない。 だけど、夢のような気持ちと悲しい気持ちだけが愛香ちゃんの胸の中には残っていた。 一方、拓人くんは実は「タクト」という名で、人間ではないという事実も発覚する。 実は地球を侵略するためのスパイだったことも明らかになる。が、それが出来なかったのは人間の女の子・愛香ちゃんを好きになってしまったから。 見切りをつけ、愛香ちゃんたちの前から姿を消したアキトくん。 ラストは切ない感じで終わってしまいましたが、とても素晴らしい内容だったと感じました。アキトくんは人間界に居すぎて情が沸いてしまったのか、はたまた本当は「心」というものが存在していたのか、と深く考えさせられる作品でもありました。 素敵な作品をありがとうございました!
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丁寧なレビューをありがとうございます! お褒めの言葉をいただき、嬉しい限りです。 何か感じていただけたら、とても幸いです(^^)

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