しおんぼん

いきなり緊迫した序章から始まる物語。何やら重要な伏線が貼られていそうな会話が、この先どのように明かされていくのか楽しみにさせられます。 学校のシーンでは、主人公がムードメーカー的な存在でありつつも、頑張る意義を見出せない『普通』の学生である点が好印象でした。昨今の小説にありがちな、変に鬱々としていたり騒がしかったりしない、どこか身近に感じさせる存在。 彼を中心に淡々と過ぎ行く学校生活の中、少しずつ侵食していく不穏な影が、序章の展開との関係を想起させ、読者を物語の中に引き込んで行く。続きが楽しみになる作品ですね。

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