小椋水緒

 こんばんは、小椋です。  こちらの方では少しずつ雨風が強くなってきました。今回の台風は、日本列島を縦断する形で進むとのこと、皆さま、お気を付けてお過ごしください。  こんな時に、呑気な話題で申し訳ないのですが、先日、『東山魁夷展』を観に、京都の国立近代美術館まで足を運んでまいりました。  私の住む場所から京都までは、少しばかり気合を入れて臨まねばならない距離ですが、どうしても見ておきたくて……なぜなら、『君恋』の古箭草准はおそらくこんな絵を描くだろうなと私が勝手に想像しているのが、この日本画家の絵だからです。  ちなみに、アフターストーリー中で漣が見て圧倒された3枚の絵は、この画家の『残照』という絵をイメージしています。実際には1枚だけの絵ですが、この絵が時間と色彩を変えて3枚並ぶとこんな風になるだろうなと……。「漲る静けさに圧倒される」という感覚は、私がこの画家の絵を見るたびにいつも感じていることです。だからこそ、漣のようなあまり絵のことを知らない若者も惹きつけることができる。「国民的画家」と呼ばれる所以だと思っています。  この絵『残照』も、本物を見ることができて、感激しました。  そして本日、『君に恋のチカラを』アフターストーリ、第11章を更新いたしました。  草准との会話のシーンは前回で終わるはずだったのですが、なぜこの人がこんなに漣のことを気にかけるのかということも書いておきたくて、少し付け加えさせていただきました。そして、草准から聞いたことを漣が峻介に話すかどうか、話すとすればどんなきっかけになるのか、迷っていたことがようやく頭の中でまとまったので、そのあたりも書かせていただきました。  たくさんのスター、閲覧等、ありがとうございます。  それからお詫びを……次回、10/3の更新は、一度お休みさせていただこうと思います。  せっかくたくさんのスターやコメントなどをいただいているのに、頑張らなくてはと思っていたのですが、どうしても書くスピードに更新が追いつかなくなってきてしまって……。  次の更新は10/7(日)となります。  ストーリーもようやく落ち着き、次回は2人の甘く濃密な時間を書きたいと思っています。  次回を含め、後3回で、おそらくお話はラストを迎えることになります。最後までお付き合いいただけると嬉しいです。
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