ぱーる

罪と言う言葉は重く、それを犯すのは極一部の人と考えがちな現代日本に生きる私たち。 しかし、日常の中の些細な嘘や守れなかった約束に、僅かでも「失敗した」あるいは「申し訳ない」と思った瞬間。生まれる感情はまさに罪悪感であり、それは罪の意識となり脳に記憶として残り、個人差はあれど長く心を苛むことになるのだろう。 蓋をした心の深淵、過去に犯したであろう自分の罪を再認識する思いがしました。 あらゆる事柄を考えさせられる作品です。 少年は神の元で育ち、犯した罪に日々苦しみ続けている。償いは叶わず許しを願わず、罪の意識から逃れられず、それでも彼は生を手放さない。罪とともに生き続けることだけが彼に許された唯一の贖罪であるように...。
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この度はお読み頂きましてありがとうございました。 そしてレビューまで、本当に感謝してもしきれません。 ぱーるさんの仰る通り、これを読む事で読んだ方の中に罪という意識が蘇ることもあるのだと思います。 納得の仕方、呑み込み方、色々な意味で凄く難しい作品ではありますので、私としても公開を躊躇うこともあったり。 ですのでこうして感想をお伝えして頂けて本当に嬉しいです、ありがとうございました! 訂正もご丁寧にありがとうございました! 少しでもお楽しみ頂けたのなら、とても幸せです。
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