天柳李海

初めまして。 私もどちらかといえば、綺麗な紙袋とか捨てられなくて、いつか「使う」と取っておいてしまう派です。 正反対の二人の友情に、前向きな希望を持っていたのですが、最後の一行で驚きました。 彼女にとって物を捨てることは、生き方を否定されるのと同一の意味だったのかなと。 切ないですね…。
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初めまして! 素敵なレビューをありがとうございました。 素子にとっては前向きに友情を遂げようとしたからこその結末といいますか…! ゴミ捨て場で見つけられたという生い立ちゆえ、彼女は自分を「何の役にも立たないゴミ」と思ってしまっています。 だから最後に、「何よりも捨てることを愛する友人の役に立てる」と幸せに思ったのだろうと思います。 その後を生きていかねばならない側としてはたまったものではないでしょうが…そうすることで素子は「絶対に捨てられない思い出」になろうともしていたのだと思います。
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お返事ありがとうございます。 そういう真意だったのですね…。 友人の役に立てることに幸せを見出した。 そう思えば、素子さんの心は救われたのかもしれません。確かに。 でもやはり切ないですね~。 いっそ、ゴミ箱に捨てられていたという過去もろとも集子さんに捨ててもらって、生き直しできたらなぁ…とも思いました。 花蓮さんの筆の運びが巧みなので、こういうラストを迎えるとは全く想像もしていませんでした。 お返事の「絶対に捨てられない思い出」、という言葉も的確で、何でも捨ててしまう集子へ、絶対にこれだけは捨てられないだろうと。 うまいです。 素敵なお話をありがとうございましたv
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