折梨 平

こういう「元気の出る読み物」は、人生において必要なものだと思います。そんな事を言いたくなる短編小説でした。すごい面白かったです。 ちょっと個性強めの大人の男性と、本来はパワー溢れるお悩み女子高生が織り成す、あるターニングポイントとなる二日間のエピソード。 夢を追う時に目前に立ちはだかる障壁は、自分が知らず知らずの内に聳えさせてしまった内因性の壁が殆どで。それを大人が「なんとかなる」と簡潔に語る事で、子供はどんなに救われることか! それをコメディ風に穏やかに伝えるこの小説は、まだ瑞々しい夢を抱えて直面し始めた現実に迷い始めた若者と、それを見守り導ける大人の両方に読んで欲しい作品です。 個人的に、クスリと笑えるような小ネタ含みでキャラ立ちしている登場人物が本当に魅力的で、好きです。所作の描写も会話もテンポがあって、真面目なパートも砕けたコミカルさがあるから逆な説得力ある、というか。 連載化したら楽しみに読んでしまう小説だなー、きっと。 ^ - ^
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折梨くん、レビューありがとうございます! なんか久しぶりにお顔を見た気がします(正確には見ていないけど笑)。 10代に読んで欲しいと紹介して頂けた作品をリアルな10代の方に読んで頂けて感想を戴く。なんて贅沢で幸せなことだろうと思います。貴重なお時間を戴きありがとうございました! 若い方の背中を押す作品になっていること、確認ができて安堵しております。 余談ですが、作品をブログで紹介してくださったクリエ様が、もし映像化するなら渡嘉敷先生は堺雅人さんにやってもらいたい!と言ってらしてなるほど!と思ってしまいました(笑) 今のところ連載化する予定はないのですが、もし始める際には意識して書いてし

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