切ないと言える話は、恋愛小説にはごろごろと転がっている。 叶わない片思いや辛い別れをを書けば、比較的簡単に切なさは作りあげられるからだ。 だけど、やりきれない程の辛さを与えてくれる恋愛小説は、こういったネット小説にはなかなかない。(※ここは恋愛小説であることが非常に大切なポイントである) 「もしもこれが、運命であったなら」は、そう言った意味で稀有な存在だと言えるだろう。 この小説の元となっている、短編小説として書かれた「椎名アレルギー」を読んだ時、アイデアとしてとても素晴らしいと思った。 けれど欲張りな私は(女性の多くは絶賛していたので、泣ける恋愛小説なのは間違いない)若干の勿体なさを感じてしまった。なぜかと言うと、作者の力量からすると、その奇抜なアイデアを活かせばより深いストーリーが構築できるのではないかと思ったからだ。 そんな私の考えの上の上の上辺りをいっているのが、この長編小説として書かれた「もしもこれが、運命であったなら」なのである。 作者の味とも言えるダークな雰囲気の中で、鬱々と悩める主人公と一途過ぎる程に一途なヒロインは徐々に距離を近めていく。けれど、だんだんミステリアスな過去が紐解かれるに連れ、私は疑心暗鬼になり始めた。この恋は本物なのか、それともと。 しかし、世に溢れる幸せな『恋や愛』は果たして本物なのだろうか。その裏には利害があり、エゴがあり、美しく描かれる恋愛小説のように一筋縄でいく恋はあり得ない。 私はこの作品を読んで、これはある意味『究極の愛』の形を書いた話なのではないかと思った。 さて、その究極の愛のの形とは。 是非自分の目で、心を痛めながら読んでほしいと思う。 この物語はミステリーであり、究極の恋愛小説である。 素敵な物語をありがとうございました。
さくさーん(; ;) ありがとうございます……!!! こんな大層な、というかこのレビューが作品なんじゃないかというくらいの感想を(; ;) お陰でほんの少し好きになれたきがします。そして腐りかけていた
やっとミズタータの長編を完結まで読み切ることができて良かった。 是非ともこれからは消さない方向でお願いします(笑) 普通にレビューするなら、凄く雰囲気が好きだし、とても面白かったし、最後泣いちゃったわ

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