改名予定

雄雌あったのか……、いや植物だし別に不思議じゃないんですが。そうですか、臭わないんですか。 さて、ここからレビューをさせていただきます。 銀杏の木、というものを軸に恋心を描いた作品でした。 淡い恋を抱く男の子の葛藤、よくわかります。一歩を踏み出すのって凄く大変ですよね。 「~だったら」とか「もし」とか、そういう考えばかり先行して、足踏みしてしまうようすが甘酸っぱい青春を感じられます。 個人的にいいなぁと思ったのが、男の子が成長するにつれて女の子の存在を忘れていっていた所ですね。 厳密には心の奥に沈んでいただけで、気持ち自体は残っていたようですが。それだけ彼女の存在が大きかった、ということなのでしょう。 それでいて互いに両思いだったとか、たまりませんよ。 さらに皮肉というか、面白いことに嫌いだった銀杏の木(正確には花)を好きになっているのがまた何とも。 後悔先に立たずとはよく言いますが、それが人相手だと更に先が分かりません。 最後にはちゃんと彼が自分の言葉を伝えられるといいなと思います。
1件

この投稿に対するコメントはありません