/_novel_view?w=25233554 『現代魔術譚・境界のベナンダンティ』を更新しました。 今回の更新は、異界の魔境で出会った翼を持つ剣歯虎・窮奇と忍の魔術戦になります。 ちなみに窮奇についての補足です。 ◆窮奇(きゅうき) 山海経には窮奇と呼ばれる妖魔が2種類おり、その中のメジャーな方を今回は出させていただきました。もう一種類の窮奇は牛のような外見をしている妖魔になります。どちらの窮奇も極悪な妖魔として紹介されています。 ◆大儺之儀(たいなのぎ) 現在の日本では節分の儀式と合わせて考えられ、そこに取り入れられている儀式です。 災厄を祓う儀式であったため、古代中国ではなにか災厄があると、時節を選んで行われた儀式のようでしたが、現在ではそれがどんな儀式であったのかまでは、細かい資料が残されていないとの事です。 ◆四凶(しきょう) 中国文化圏での最凶悪とされる四種の妖魔のことです。 『春秋左氏伝』によると、饕餮(とうてつ)、窮奇(きゅうき)、梼?(とうこつ)、混沌(こんとん)を指します。饕餮、梼?、混沌はそれぞれ一匹しか存在しないとされているが、窮奇だけはどこでも見かけるので、昔から人気が高かったのかもしれません。

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