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水晶の塔
Karen
2018/11/13 23:49
気高く、慈愛に満ちて、外見も内面も美しい。 主人公のストラーシャ様は、まさに「母なる海」のイメージにぴったりな御方でした。 「万能ではない」と己の未熟さを自覚されていらっしゃるところや、自分の助けを拒むものにほど惹かれてしまう点が、人間臭さも感じさせる神様でした。生まれてからあまり時間が経っていらっしゃらないからでしょうか・・・ 数百、数千と時が経って強大な力を得るに至っても、ずっと「ノルン」との思い出を忘れず、優しい海の神として君臨し続けるのではないかな、と個人的に思っております。 また、この作品には「青」にまつわるさまざまな表現が登場するのも魅力のひとつです。 光の加減や、うごめきによって変わる水の風合いを的確に描写されていらっしゃると思います。
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Karen