うわぁ!短いながら、物凄く心に響きました! 「嫌い嫌いも好きのうち」 と、申します。 今作の主人公も、ずっと自分の近くにいた男性に「バカ裕喜!」と言い放ち、自分では彼の事をイヤな奴、嫌いな奴、と思っています。 しかし…そのはずだったのですが… 『自分の名前も思い出せないのに、嫌いなはずの裕喜の名前だけ覚えてるなんて。 物心ついたときから。 ずっと意地悪されて。 ずっと嫌がらせされて。 好きな人ができる度に邪魔されて。 彼氏ができても邪魔されて。 ずっと嫌いで。 (でも)ずっとそばにいて。 なんでこんなに安心する声なんだろう。 涙が溢れて止まらなかった―――』 いやぁ、このラストのフレーズ!ヤバイです! 胸に熱いものが込み上げてきました(涙) 自分にとって大切な人…。 それは、いつもそばにいてくれる人。 そして、悲しい時も苦しい時もいつも寄り添っていてくれる人。 不幸な事故にあい、自分の名前さえ忘れるような状況下でありながらも、 主人公は裕喜さんの名前だけは覚えていました。 そこで主人公は、初めて彼の事が好きだった事に気付かされるのですね。 いえ、もしかしたら好きな事は分かっていたのに、あまりにも彼の存在が身近過ぎて「好き」という実感が無かったのかもしれませんね。 誰しも、物凄く心細くて誰かにそばいて欲しい時が必ず有ります。 そんな時に寄り添い、見守ってくれる人こそ、本当に自分を大切に思ってくれている人なのではないでしょうか。 読後、改めてタイトルの深い意味が分かり、不覚にも目頭が熱くなりました。 大変大変秀逸な作品です! ご拝読させて頂き、本当にありがとうございました!!
1件・1件
★にいだ★様 すっかりご無沙汰しております すごく丁寧なコメントレビューをありがとうございます<(_ _*)> 実は直感的に走らせたもので…(x_x) お誉めくださり、そんなに感動してくださり、本当にありがとうございます 。・゜゜(ノД`) 人事異動なのですか? 大変でしょうけれど、頑張ってくださいね また伺います (∩∇`)

/1ページ

1件