甚平

165ページ(2018/11/17現在)まで拝見いたしました。 とても丁寧に書かれており、大切に仕上げられたことを感じます。 水鏡希人氏のような綺麗な筆致で読みやすく好きな文でした。 場面としては二章で荒木がさらりと出てきて挨拶をしていく所が好きです。 こういう男いるな、と思う方もいそうな絶妙に嫌なキャラクター性ができていて良かったです。 ここから下は作りが丁寧だっただけに少し違和感を覚えた点を挙げさせていただきます。 個人の感覚の問題ですので、基本的には気にせず「ふーん」と流していただければ幸いです。 ・一章 星の匣入店後35ページ等 主人公にとって精神的にも体力的にも辛い描写が続いているだけに、入店後の会話や視覚的な情報、 状況への対応が丁寧に描かれれば描かれるほど苦しい状況で通常より頭が働かないはずの主人公が 元気に見えてしまい、主人公への共感が薄れていくのを感じました。 ここは初入店の重要場面と感じたので、特に目についてしまいました。 烏丸さんは十分に書かれている方だと思うので、このような言葉は不要だとは思いますが、 回復の場面もしくは受け答えに疲れが見られたら作品をもっと楽しめた気がいたしました。 主人公の年齢設定含めて難しい作品を丁寧に料理されているので、その分こういうあら探しが 出るかもしれませんが、負けずに頑張ってください(張本人
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コメントありがとうございます。 綺麗な筆致で、読みやすく好きな文……これ以上に嬉しい言葉があるでしょうか。 本当にありがとうございます。 好きなシーンのチョイスに、ニヤリとしました。 個人的に、少々意識高い系で、妙なこだわりを持つ自己演出系の『普通の人』を目指して、ちょっとこだわったりもしたので、こういう人いるな~と思っていただけたのでしたら、大成功です。ありがとうございます。 絶妙に嫌……(笑) なによりの褒め言葉です。 ご指摘も本当にありがとうございました。 実は自分自身、情景描写を優先するか、本人の現在の状況を優先するか迷ったところでもあり、 そういう感想はとてもありがたいです。

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