小原ききょう

少女の成長の物語と恋愛・・機微的エロスの見事な融合を成している。 風景描写もさることながら、会話が生き生きとしている。 夢と心理描写も秀逸! 味覚、嗅覚、触覚・・息・・そんな感覚的なものがふんだんに使われているので、退屈しない。 人によっては体を舐められているような感覚を体感できるのでは? キャラ立ちきっちりしている。 僕は男なのでどうしても玲子さんばかり追いかけてしまう(笑) 会話だけを楽しむことができるのも、この小説の魅力の一つだ。 今時の女子高生と魔法のとり取り合わせも萌える。 話の展開も外さない・・例えば、鬼塚氏登場から糸車のエピソードから会社へ移行する・・ 座敷童からほっぺらぼうへと話は進み、魔女の世界の成り立ち等が語られ独自の世界観が広がる。「なるほど!」とも思ってしまう。 戦闘シーンも迫力がある! プラス・・知識の泉。「不老不死のベニクラゲ」など知ることに。 名言もあります・・「片思いの辛さは呪いになりがち」 「時には死も。その人にとってはあらゆる呪縛から解放される許しになる」他たくさん! この語彙力と知識を持続させながら、3作目を書いているのは改めて「すごい!」と思わざるを得ない。 最後は物悲しいが、綺麗な描写で綴られている。
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こんにちは(=^ェ^=)けいたんです。この度は、素晴らしいレビューを書いてくださって本当にありがとうございました。 あまりにも嬉しくて、印刷して何度も読み返しています。 幽薬専門森羅堂も3作目に突入して色々迷いが出てきました。書く作業は淡々とはいかずに悶々とした毎日だったのですが、ヘブライ系魔女の孫娘を書き始めた頃の、勢いや強い気持ちを思い出させていただきました。 玲子さんに目をとめていただけてすごく嬉しかったです。女の子らしいかわいらしさに気づいていただけて良かった。 不老不死のベニクラゲ(笑)。ワタシの作品はとにかくオタクなまでに細かいところがあるので、読んでくださるときにウルサクないかな
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いえいえ、どういたしまして。 こちらこそありがとうございます。
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