羽田伊織

ヤクザ情勢と元公安の四課の刑事という警察組織設定が深く描かれている本格的BLでした 設定が練られているので気合を入れて読みはじめ、そして最後まで読ませて、酔わせてくれました。 心を喪失している乃木、痛みを感じない成世。ふたりを取り巻くキャラの個性が妥協なく描かれていて、喜びや悲しさに感情を揺さぶられてしまいます。 リアルな事件、過去、心の描写。その折り重なりで、近づいたり離れたりするふたりの距離に栞を挟むのがなかなかできず、切り上げるタイミングが難しかったです。 人生の苦しみをくぐった40代の男性である乃木の触れる愛が切なく、臆病であり、成世へ向ける愛情はいっそ耽溺のようにも映りました。怖いくらい愛しい気持ちがよくわかります。失えば生きていけないくらいの愛情。 成世の父親として接した後藤田も、桜田門が似合うどっしりとした男性で、成世は美しい猫のような男。 作品で描かれる男性は色香漂い、うっとりでした。トルクさん、大作本当にお疲れ様でした。読むことができて嬉しく思います。いつも新しいことに挑戦する姿勢を尊敬し、また新たな作品を拝読できることが楽しみでなりません。 ライフリング本編、SSまで最の高でした。
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★羽田伊織様★ このたびは拙作「ライフリング ~rifling~」にレビューを頂きましてありがとうございました。(伊織姐さん~、もう嬉しすぎて今日一日ごろんごろんするw) スクショ撮らせて頂きました。こちら宝物にさせて頂きます。 本当にこんな長い作品を読んで頂きましてありがとうございました。ライフリングの各キャラクターはBL小説を書き始めた時からずっと私の心の中にいました。でも、筆力がなくてなかなか書き出せなくて……。ようやくこのキャラ達と向き合うことができたのが今でした。その乃木ちゃんや成世や後藤田に共感して頂けて本当に光栄です。ありがとうございます。 これからもいい作品が書けるように努

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