一ノ瀬樹一様 この度はイベントにご参加頂き、誠にありがとうございます! 元は詩だった、ということで…“歌詞”になることは意識されていなかったのだと思います。それが他の方のコメントにあるように“歌詞に見える”のは、全体的に言葉の流れがテンポよく、韻を踏んでリズム感を取って作品を作るのが非常に上手でらっしゃるからではないでしょうか。 歌詞と詩の違いは、AメロBメロサビなど曲の構成をある程度意識しているかどうか?というのもあると思われます。その構成がしっかりしていればいるほど“曲をつけやすい歌詞”になります。 詩の一部は“本当に曲を意識してないの!?”と思うほど流れが綺麗で見事なものが多くありました。 特に『あなたの声が』という作品は、歌詞として見ても非常に曲をつけやすく、テンポのいいものだと感じました。 上から四行がAメロ、次の二行がBメロ、次の四行がサビ。非常に基本構成に忠実で曲になったらどうなるのだろう?と想像してしまうほど綺麗な流れです。 ただ一つアドバイスをするのであればこの歌詞は“あなた”と“歌い手”の関係性が読めないこと。意図的にいろいろな想像をさせようと思ってそうしたならそれはそれなのですが、明確な“あなた”像があってそれを表現したいと思うのであれば、言い回しをはっきりさせた方がいいとは感じました。 また 『あなたの声が響く度に その声に背を押されて 何度でも立ち上がれる 繋いだ指が求める様に いつだって強くする 何度でも歩き出せる』 ここの行が歌詞でいうならサビ1。 『迷いと後悔、それに怯えて 膝を抱えて消えそうな日々』 ここがAメロ2部分になりますが。 ここを境に歌い手の視点が切り替わっているようにも見えるし、切り替わっていないようにも見えてしまうのです。 (理由は、歌い手が“あなた”に支えられる立場だったのが、『迷いと~』から支えられる立場に転じているから。ここで歌い手と“あなた”の視点が逆転しているとも解釈できるし、単純に同じ人物がそのまま歌っているようにも見えるんです) ここがどっちの解釈が正解か、はっきり明示した方が見ている側はすっきりできるかなと思いました。 と、少し細かいことを言いましたが……どれも言い回し、テンポが素敵な詩でございました!本当に素敵なものを見させていただいたと思います(*´▽`*) 改めまして、イベントにご参加頂き誠にありがとうございました!
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コメントありがとうございます。 「あなたの声が」の"あなた"は、あえて特定せずに、読み手の方にとって"大切な人"と位置づけて書いたものです。 また、音楽が好きなので、"詩"といえば"歌詞"がもっとも身近なもので、無意識に意識しているのかもしれません。 大変素敵なコメントを、ありがとうございます。

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