うわぁ!いつもながら、凄い発想力ですね! さすがの一言です! 次々と述べられる夢についての考察から、 主人公が実際に見た様々な夢の話へ…。 いつもながら、確固とした世界観と文章力に、ぐいぐいと引き込まれました! 夢と言うのは、時にはちゃんとしたストーリー仕立てになっているものも有れば、時には支離滅裂なものも有ります。 支離滅裂な夢って、幻想的である一方で、ちょっと不気味に思える時が有ります。(私個人的にはですが) 夢の内容が恐怖の対象となった時…これ程、怖い事は有りません。 夢から覚めてしまえば良いですが、これが『続き物の夢』ともなれば、話は別(汗) 何しろ、我々は眠らないと生きては行けないのですから。 夏目漱石先生の名作『夢十夜』。 黒澤明監督の『夢』。 そして『エルム街の悪夢』。 そうした、夢の不気味さを扱った作品は古今東西、様々に有ります。 特に『エルム街』は、夢の世界が現実へ侵食して行く恐怖を描いています。 今回の西東さんの作品… 冒頭はある意味、学術的な夢の話かと思わせておいて、 徐々に徐々に…次第に次第に…不気味さがヒタヒタと忍び寄って来ます。 ここが、本当に上手いです! 賽の河原が登場する『続き物の夢』から、 ゾンビ映画やサバイバルゲームを連想させる『買い物の夢』。 そしてそして! ラストに待ち受けていた、大驚愕のラスト! あくまで『夢の中だけの話』と見せかけておいて、最初から主人公の巧妙な『罠』が仕組まれていたのですね! いつもながら、発想の豊かさ、引き出しの広さには感心致します! それにしましても、本当に凄い話を考えましたね! 大変大変勉強になりました! 物凄く怖く秀逸な作品をご拝読させて頂き、本当にありがとうございました!!
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★にいだ★さんへ 今晩は。 レビューを有り難うございます。 m(__)m 語られている夢は自分で見たもので覚えているものを、少し変えたりして使っています。 夢って基本的にすぐ忘れるのですが。 「買い物の夢」で出てきた黒い靄は、実際に見た夢だと非常口などの絵にある緑色の人物だったので起きた時はギャグかと思いました。 夢の中では恐怖を感じていたのが不思議です。 楽しんで貰えたようで嬉しいです。 (^^)

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