甚平

拝見いたしました。 他の作品も見させていただき、いずれも独特の暗さがありましたが、 この作品には前を向いて笑うような明るさがありました。 ほのかな笑みの漏れるような終わり方が素敵だと感じます。 以下は蛇足の感想ですので、お聞き流しください。 昔、芸というものは業の肯定と言った落語家がおりました。 グロテスクなもの、不孝なもの、非常識なものを人は好む業がある、 普段は常識が業を否定しますが、芸能はそこを壊し、業を肯定し笑いや感動に昇華する。 この作品は詐欺にあったという犯罪被害者の話を笑い話であり感じ入る話にしています。 そこにmackyartさんの文芸を見た気がしました。 このバランスが好きでしたので、今後もmackyartさんの新作を期待いたします。
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