天川夏織

とても感動的なお話でした。 状況がよくわかるような読み手に優しい書き方をしているので、読みやすかったです。 意識的か分かりませんが、接続詞でつなげても問題なさそうなところも短文で区切っていて、その効果としては話にテンポが出てきて、自然と先を読んでいきたくなるような雰囲気を醸し出します。 逆に言えば、やや駆け足的な印象を与える面もあります。 逆に最後のお母さんと会う場面は、しっかりと尺をとって感動的に描いているので、ストーリー全体のバランスが非常に良くなっています。 そのシーンは、お母さんと主人公の感情がよく伝わってきます。 お母さんの方の事情はあまり説明されていませんが、今回の話ではそれほど重要な要素ではなさそうなので、それはそれで良いのかな、と思います。 最後は湿っぽくなるかなと思っていたのですが、余韻のあるまま、割とあっさり終わっている印象です。 短編なので、ラストは粘らず、あっさり終えたほうが適切なのかも知れませんね。 情景描写がやや少ないかな、と思いますが、総合的には素晴らしい作品だと思います。
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レビューありがとうございました! たくさん誉めていただいて嬉しいです。 短文なのは無意識なんですが、言われてみて初めて気がつきました。 情景描写の入れ方と会話とのバランスがまだうまくつかめなくて四苦八苦していますが、素敵なレビューをいただいたのでこれからも頑張ろうと思えました。 ありがとうございました!

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