Takehiko

流求さんの「白い石」を拝見して、珈琲が大好きだった父を思い出しました。 日頃無口で不愛想な父が、僕が小学校の低学年の頃まで アルコールランプを使った本格的なサイフォンの珈琲を 日曜ごとに家族にふるまうという事をしていました。 温められた透明なお湯が昇って、こぽこぽと馥郁たる香りの珈琲に変わってゆく様は まるで錬金術のように、子供心にわくわくとしたものです。 幼い子供にはすこぶる苦い珈琲ではありましたが、 僕には数少ない父との幼い頃の想い出です。 今日は外出しましたので、 珈琲専門店で東ティモールの豆を挽いたものをいただきました。 軽くて苦くて、とても良い香りでした。 流求さんの「白い石」の優しい、香り立つような語り口に 父がまだ元気で生きていたら、僕と珈琲を飲みながらどんな語らいをしただろう。 そんなことを空想してみました。 素敵な時間をありがとうございました。 また是非拝見させてください。
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こんにちは 今日は天気が良く、汗ばむほどになっています 一杯の珈琲が、お父上を思い出されるよすがとなったなら、豆冥利につきると言うものでしょう これからも珈琲とともに、穏やかに過ごせる時間を大切になさってください
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