甚平

拝見いたしました。 鈴が魅力的に描かれており、楽しく読むことができました。 シャープペンシルを唇に当て教科書に目を落とす日常の場面と、 事件の非日常の場面が効果的に対照となっており異常性が際立ちました。 そのため、どちらかというと非日常を際立たせる学校の場面が私は好きでした。 オチについては個人的に、主人公が彼を殺して共犯となるのかな、 あるいは彼も彼女も殺して、自分が彼女という理想像に成り代わってしまうのかな、 などと思っていましたがさらりと終えられたことで一編の話として完成度が上がっていました。 こういった分野は好きなので、また新作を期待いたします。
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