天竜風雅

多感な年頃の少年アシュリーの心理が、とてもみずみずしい文体で描かれています。 ちょっと複雑な家庭事情がある故に、父親とうまくいかず、そして唯一の理解者である叔父のブライアンとも、タイタニック号に乗ってから気持ちがすれ違ってしまう。 そして起きてしまう悲劇。 退船間際のブライアンとアシュリーのやり取りは、どきどきハラハラ、心臓に悪い展開でした。 でもこの体験がアシュリーに気付きをもたらします。 家族にも変化をもたらします。 大事なことは言葉にする必要はない。それが態度で表せればいい。 愛していると、わかってもらえれば。 お父さんとの抱擁シーンにじーんときました。 アシュリーとその家族に、幸せな時が訪れてとてもよかったです。
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天竜さん 貴重なレビューありがとうございます。 時間の流れとともに、アシュリーの心の変化をどう表現したら読者の方にわざとらしくなく伝えられるか、それが課題でした。 アシュリーに共感してもらえなければ、この作品は成り立たないので……自分の望んだラストと読者の方が望んだラストがマッチしていたら嬉しいなと思います。 更新のたびに励ましてくださって、ありがとうございました。 そして最後まで読んでくださったこと、心から感謝いたします。
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基本レビューは、完結作品にしか書かない主義でして…^^ というか、感想って難しい。 >アシュリーの心の変化 タイタニック号を舞台に選んだのが一番説得力あったと思います。 生きるか死ぬか。 その経験をされた方は人生観が大きく変わると思います。 だから最後は祈るしかなかった。 短い話の中で、様々な感情をアシュリーと一緒に体験できましたv

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