加藤みゆき

ある日、本当に突然に、恋人を事故で亡くした主人公、元木誠。 恋人の幻想を見て、ひとりで生きる希望を無くして、彼は死に場所探しの旅に出ます。 そして旅先で交流した、少し認知症気味のおばあちゃんと、その孫の女性めぐみ。 彼女のあまりにも衝撃的な容姿に彼は目を奪われます。 こんな感じで物語は始まります。 全体的にストーリー展開はゆっくりで、でもそれが彼にとって、絶対に必要な時間であることを教えてくれます。 物語の進み方と彼の心境の変化がうまい具合にシンクロして、とても感情移入ができました。 第15章の終わりから急に三人称に変わって、ちょっとびっくりしましたが、僕の一人称で進む『僕の物語』は、ひとりの男性の心の事象を鮮やかに見せてくれて、とてもすばらしいと思いました。
2件・2件
あちゃー やっぱり変でした? あえて、したんですが やっぱり変ですよね?
1件2件
いえいえ、変じゃないですよ。 ただ章を変えてからの変更なら、あんまり違和感は抱かなかったと思います。 一連の流れの中で急に変わったから、ちょっとびっくりしただけです。 お手紙の前に、章を変えてもよかったかもしれませんね。
1件

/1ページ

1件