しのき美緒

☆僕の彼女には秘密があった☆ 二重人格を扱ったお話。 文章が読みやすく最後までさらさらと読めるが、このさらさらが曲者で、少々物語としてのヤマが不足しているように感じた。 原因はヒロイン美右(みう)の交代人格として現れる美左(みさ)が美右を少々悪くしただけの描かれ方であるせいかもしれない。交代人格が現れるためには非常に辛い境遇や深刻なストレスが幼少期にあるのが普通だといわれる。それを匂わせる文章があれば、この作品にドラマチックな要素と深みが与えられたのではなかろうか。 例えば、虐待を受け続ける美右の復讐を願う気持ちを叶えるために美左が生まれてきた、とか。両方に惹かれる彼方(かなた)の心情描写ももう少し欲しかった。 妄想コンテストは字数との戦いになることがしばしばあるけれども、ぜひもう少し人物を掘り下げてみてほしい。ぜひ! 綾さんとしのきの合同レビューイベントへのご参加ありがとうございましたm(_ _)m しのき美緒
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レビューありがとうございます! 二重人格の生まれる過程を考えてなかったです(^^;) 確かに二重人格になるキッカケを 上手くクライマックスで 使えば盛り上がりそうです。 今後の課題にします。 レビュー+お読み頂いたお時間をありがとうございましたm(_ _)m
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綾さんが書いているように多重人格モノはいっとき非常に流行り、既視感にとらわれてしまいます。だからどうみせるか、が余計大切になってくるのではないでしょうか。 『24人のビリー・ミリガン』有名な多重人格の小説です。まだでしたらぜひ(*^^*)

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