この度は『千人怪談』書籍化おめでとうございます!! めちゃめちゃ怖かったです(汗) 納得の書籍化作品ですね! 暗い教室の中で語られる『お悔やみ様のお話』…。 その地方その地方によりましてお祭りや結婚式、そしてお葬式など、その土地独特の作法が有るというのは私も聞いた事が有りますが、 今作に登場するお話の不気味さには、固唾を飲まずにはいられません。 人形を川へ流す風習… 一見、『死者が寂しくないように』と解釈する事ができますが、 実は!『自分たちが連れて行かれないようにする為のもの』だったとは! 作者様の発想には、本当に度肝を抜かれます! それと同時に、愛する孫を助ける為に自らの命を投げうったお祖母様の深い愛に切なさを感じました。 そして、最後に待っていた更なる恐怖! ただ単に『お悔やみ様のお話』のみを描くのではなく、深夜の学校での百物語という舞台設定… この二段構えの構成も物凄く上手いです! よく百物語などやっていますと霊の方々が周りに寄って来ると言います。 確かに「あ、コイツら自分たちの話をしてる」と思ったら、近付いて詳しく話を聞きたくなりますよね(汗) しかも、百個もお話をされると…(汗) それと、気になるのは百物語を最後までやり遂げようとする主人公のクラスメイトです。 百物語を終えると怪異が起こると言います。 このクラスメイトは、あたかもその怪異を起こそうとしているかの様じゃありませんか! 様々な想像が頭に浮かんで来る、大変怖く秀逸な作品です! ご拝読させて頂き、ありがとうございました。 ~PS~ いつも大変有り難いコメントをありがとうございます! なかなかお礼とお返事にお伺いできずに大変申し訳ありません(汗)

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