読み始めから、「これは多分、主人公は犬か猫だな」と思っていました。 ですが、これが文章の醍醐味、という良い見本のようなお話でした。 種明かしされるまでは、主人公の姿は読者の想像に委ねられます。 自分が主人公の目線で物語を追い、後に飼い主となる女性の、生き生きとした表情が目に浮かびます。 最後に明らかとなる、ツンデレ主人公の正体は……お約束でもほっこりできる掌編です。 素敵な読書の時間を、有難うございました。
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