早川素子

yomyomの結果ページからきました。 これは…衝撃の作品だなぁ、と言うのが第一声でしょうか。 生きているこの世界のあらゆる人間のことを考えてしまうし、考えても分からないんだろうという気にもさせますね。 なによりも、学生時代に感じていたもの、憧れていたもの、悩んでいたこと。そういったものが、ふっと流れ込んでくるような感覚になりました。けして良しとできなかった、たくさんの思いでたち。 当時の私なら共感できてしまうカンナの死への渇望は、とても息苦しくもあり、それでいて懐かしさに少し頬が緩む感覚もありました。 けして、今からしたいとは思いませんが、あの頃の私にこんな機会があればまた違った面白い人生が待っていたんだろうなと思いました。 久しぶりに世界にどっぷり浸かった読書ができました。 素敵な作品をありがとうございました。

この投稿に対するコメントはありません