【コメント】

赤の花嫁

短編ならではの良さが発揮された、とても雰囲気のある、余韻の残るお話だと思います。文章もお話の雰囲気にあっており、淡々と綴られる語り口に視界が白く染まっていくような感覚におちいりました。かなしくせつない、あるいはある意味怖い部類に入る内容だと思うのです。確かに最初はそう感じながら読み始めました。なのに読後に感じたのは、ただ、美しいという感覚でした。

・1件・1件