三村 薔

この度はイベントに参加して頂きありがとうございます。 辛口をご希望とのことで。 サメになった息子を解体してほしい…? というキャッチフレーズを見た時、これは「奇妙な味」の作品だと期待しました。カフカの『変身』のようなものかとも思いましたが、あまり陰鬱さは感じられませんでした。 鬱路線かユーモアか、どちらかに振り切って描写を厚くすればよりよい作品になるのではないでしょうか。私としては奇妙な味のユーモア路線を支持します。 ユーモアにするのであれば、息子が鮫になったことでの負担や不便を被る母の言動を面白おかしくに描けばいいのではないでしょうか。 鬱路線にするのだとしてもやはり母の被る負担のエピソードをもっと増やして厚くすればいいと思います。 鮫になってしまった息子の視点がない以上お母さんをどうするかが重要でしょう。お母さんを通じてしか息子のエピソードも披露できない状態ですし。 この作品はある程度は完成していると思いますので、これ以上やることといったらテーマを維持したまま尺を増やすぐらいだと思います。 好みの短編でした。読ませて頂きありがとうございました。
・1件
貴重なレビューをありがとうございます! 味がぼんやりしているとのご指摘ですね。あと、母親の苦労をもっと描写。とてもありがたいご意見で、参考になりました!妄コンの規定ギリギリの文字数なので、結果発表が出次第加筆修正させていただきます。 ありがとうございましたm(_ _)m
1件

/1ページ

1件