前回に引き続き、「森羅堂2」読了致しました。 葬儀のシーンが長く感じられるが、全体を通して読むと、その必要性を感じる。 2では、不明確だったものがきれいに浮き彫りにされていく。そんな流れは気持ちのいいものでした。 色んな男性が出てきます。他の女性も出ますが、個人的には玲子ちゃんが好きですね。 そして、その不完全な女子高生玲子さんはいろんな経験、又は出会いを通じて、完成に向かっていく。 1より2の方が登場人物も多く、混乱するようにも思われたが、基本路線はしっかりと守られているので不自然とも思わなかった。 そして、最後の追い込みの流れはよかった。畳みかけるような文章が続きましたね。 ・・と勝手に思っています。 「心臓の音が聞こえる。これは本物なんだよね?」 「ええ。太陽の恵みを受けない者にとっても心臓の動きは生物としての基本構造ですから」 なぜか、心に刻まれた言葉です。 引き続き、3を読むことにします。 いえ、その前に2をもう一度通読しておくことにします。3をより深く理解するために。 それと、もっと気に入った言葉を探すために。
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こんにちは(=^ェ^=)けいたんです。この度は、素晴らしいレビューをありがとうございます。 はじめての連作。チャレンジ精神だけは持ち合わせているものの、経験不足。そんな、ワタシの作品をこれほどまでに深く読んでくださって、改めて気持ちを新たにしました。 森羅堂にはあまり魔法などが出てきません。幽薬だって、実際の効果は不明です。そんな不確かな物に対した時の人間が書けたらと思っています。 レビューをいただいた嬉しさを励みに、今日も!頑張ります。 本当にありがとうございます!
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