時野みゆ

 ドキドキハラハラ、少年少女の冒険譚、面白かったです!  鉄甲騎サクラブライをまとう巨人の少女モミジ。その鉄甲騎に火を入れて動かすことができる唯一の操縦士・少年ナラン。  しかし砦と街を守った二人は図らずも英雄に祭り上げられてしまい、心はすれ違ってしまう。 「私は、あなたの乗り物じゃありません!!」モミジの叫びが、ナランの心に突き刺さる。  そんな時、再び砦と街は襲われ、王女ミレイと砦の少女プロイがさらわれてしまう。  強大な破壊力を持つ敵の浮遊兵器にどう対抗するのか? そして囚われの身となった少女たちを救うことができるのか……!?  ミレイとプロイの救出劇にはページを繰りながら手に汗握りました。    主人公たちだけでなく、随所で活躍する多くのキャラクター。それぞれが個性あふれ、物語に多彩さと面白さを与える群像劇となっています。 (個人的にはサムライ・ダンジュウと残念美人シディカと憎めない悪役ゼットスが好き♪)  後書きにもあったように、「その国では、何を食べ、どんな服を着て、どんな建物が並ぶのか」という作者の世界観へのこだわりが、物語に深みを添えています。  派手なチートもなく、登場人物たちは毎日を懸命に努力して生きている人々。だからこそキャラクターに共感できました。  読んでいてとても楽しかったです。力作、お疲れ様でした!
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二瀬幸三郎です。 前作に引き続いてのご高覧に加え、多くのページコメント、そしてこのようなレビューまで賜り、ありがとうございます♪ 〈~1〉と比べ、各登場人物の会話(特に、前作に関わりの少なかったキャラを中心に)を増やしたものの、その分、地味な展開が続き、挙句、主人公二人の苦悩に多くの尺を割いた本作をご覧になり、果たして……と思っておりましたが、このようなご感想をいただき、何よりの励みです♪ 「私は、あなたの乗り物じゃありません!!」 このセリフ、そして場面は、前作を書いている途中で浮かんだもので、相棒となる以上、いつか来るならば、早々と主役二人を衝突させておこうと、あのような展開となりま
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レビューが遅くなってしまいましたが、喜んでいただけたら嬉しいです。 私はついキャラクターが先走ってしまい、世界観が後回しになりがちなので、参考になりました。 本日からセレイの外伝へと進みます♪ (うろ覚えですが)あせらず、あわてず、あきらめず、が小説界3ずの法則。 ごゆるりと、無理のない範囲で執筆がんばってください(^^♪
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