自分の何処が一番好き? ――と訊かれて。 だから――『温もり』だと答えたのに。 けれども、その一番好きな温もりは結局、『他の温もり』に取られてしまった。 そう――自分よりも別の温もりが気に入ってしまっただけのこと。 そんなものは特別何でもない話。 日常茶飯事の出来事……なはずなのに。 気に入られた『温もり』はこれから冷えていくことなんでしょうね。
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