よく、「面白くて、先が気になり頁を捲る手が止まらない」と言いますが、自分はPC閲覧専門家(笑)ですので、「クリックする指が止まりませんでした!」と申し上げておきます。  大変素晴らしいエンタメ作品だったと思いました。 そして、後半は感動すら覚え……若干うるっとしました。  正直、前作の紅羽を愛する悠人の動機が私には不明瞭に感じ、紅羽の魅力含め???な部分が否めませんでした。  また、前作の蓮についても然りで、今一つ疑問符が先に立ってしまいましたが、何より、バレエに精通していない自分でしたが、彼等の置かれている環境や、バレエ作品との絡みで、グイグイ引っ張られ、終盤まで飽きることなく読了することが出来ました。  今作では、前述の部分が全て払拭されていて、蓮の個性が際立ち彼の持つ魅力も充分理解できました。  そしてなにより、主人公両者の抱えるジレンマと言うテーマもしっかりと物語の中で描かれていて、大変興味深く拝読させて頂きました。  終盤の、「くるみ割り人形」上演中の描写も素晴らしく、手に取るように彼等の心情が伝わってきました!その主役を悠人と紅羽になさった部分に、作者様の「粋」を感じました。前作から続けて読むと、感慨も一入です。  この先のお話もあるのですね!完結なさった頃拝読させて頂きます。  長々と生意気なレビューを書いてしまい、大変失礼致しました。  素敵な作品を拝読させて頂き有難うございました(__) tem
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こんにちは! レビューを頂き、ありがとうございます! 本編のパテル作成の段階で、主人公の背景を書ききれなかった感はあったので、このdilemmaで少しでも回収できたのであれば幸いです。 dilemmaを書き進めるうち、パテルで残した課題にたくさん気付く事ができました。 その辺りを今後に生かしていきたいと思います。 貴重なレビューを頂きまして、ありがとうございます。重ねてお礼申し上げます。

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