ンバ(幽霊)

『設定』を考える時間って楽しい。 やれこいつはこういう性格で あれが得意でこれが嫌いで…… そんな風に意気揚々と搭載した設定を そのまま全て物語に反映できるかと言えば 全くそんなことは無く、 作劇の途上で泣く泣く削いだり 逆にどんどん肉が増えていったり 往々にして思い通りには行かないものだが、 この六王戦記の『設定』は一味も二味も違う。 とても緻密でいながら、それぞれが 足を引っ張りあって動けないという事がなく 絶妙すぎるバランスで配置されている。 一歩間違うと画一的な人形が 台本片手に話しているような 薄ら寒さを感じてしまうものだが、 六王戦記は膨大な登場人物を擁しながら その一人一人に背景が、生き方が、考え方が それぞれものすごく丁寧に詰め込まれている。 そこに正義や悪という概念は無く、 人間対人間の厚いやり取りが 全編に渡って展開されていく。 膨大すぎる設定の数々に初めは 圧倒されてしまうかもしれない、が きちんと用語を把握し、 頭の中で整理できるようになってくると、 キャラクター達の息遣いがそこかしこから 聞こえてくるかのよう。 支離滅裂な文章ですみません、 とかく、血が通った物語を見せていただきました。 ンバは、レーフェンとピーターが特に好きです♪ これからも楽しみに 通わせていただきます( ^∀^)
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