初めてこちらでレビューさせていただきます。全くの初見です。 冒頭からのリアルな性描写。ここで怯まされながらも、この世界観に既に片足が浸かってました。 濃厚な絡みのシーンの後、1人嗚咽する少女。なるほど、この物語は、隼人、雫、白夜の三人が登場するわけですね。最初の絡みは、隼人と雫。そして碧眼の少女、白夜は―― 隼人と白夜。入り込めない、超えられない一線があるのか、お互いの安心感の中に歪に存在する距離感。二人は、本音を心の奥の深く深く、自分でさえも見失ってしまいそうな場所に仕舞っているんですね。そして、そうして過ごす事が最善の生き方なのだと自分に言い聞かせながら。 少ないページの中に、壮大であろう事を容易に想像させる相関図や世界観が詰め込まれた、作者様の他作品に俄然興味を持たされる青く美しい、そしてもどかしい物語でした。
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