遅くなってすみません。 「評価・感想を書きます。」 に参加いただき、ありがとうございます。 まず良いところから。 作りがとても細かい。人物とその人間関係に至るまで作り込みがよく出来てます。創作において作り込みというのは大事ですが、ミステリー小説ではそれが殊更重要になる。そこをしっかり作られているところにとても好感が持てました。 地の文を多めに構成されており、そのほとんどが推理や人間関係とその背景に費やされてはいるものの、描写も表現豊かに描かれ、映像がありありと浮かぶようです。一方で残酷シーンはその表現を少しばかりトーンダウンさせ、時に詩的にすることで生々しさを避けている。そのおかげで悲劇を描写しつつもグロさを抑え、バランスがいい。 ループ物としての設定もなかなか面白い。人生ゲームに見立てた舞台で惨劇が起き、それらの情報を元にゲームをクリアしていく。変わらないのは主人公とその舞台だけで、その他の設定や人間模様は微妙に変化する。その中で主人公は悲劇を悲劇とさせないために抗う。ミステリーとファンタジーを上手く組み合わせています。 残念な点や惜しいところもあります。 最も残念なのは誤字脱字が多すぎる。推敲していないのではないか? と思えるほどに多い。解釈して脳内で整理したり変換しながら読むので忙しい。 セリフと地の文を改行で離して書いてあるのに、くっついているのがあると混乱してしまう。セリフとして読んでいたらいつの間にか地の文だったりする。 三点リーダーは二つにしたほうが読みやすく見やすいので、統一しましょう。 ダッシュは地の文で頻繁に使われすぎてる感がありました。本当に使う必要があるのか? と思える箇所がいくつもあり、ダッシュに頼りすぎてるように思いました。 この作品はそれぞれの人物での視点も描かれますが、くどいと思えるぐらい同じような内容を別の人物で語られるのは少し残念でした。特に主人公とヒロインに関しては何度も似た内容が出てくるのでやり過ぎ感が否めません。 それと、説明的な地の文が目立つのも残念なところ。せっかく作り込まれた世界観なのに、説明的な地の文が目立つと興醒めしてしまいます。そこを上手くできると、より作品に入り込めるので頑張って欲しいところです。 以上で評価・感想を終わります。とても楽しく読ませていただきました。ありがとうございます。
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月宮様、このたびはご感想とアドバイス誠にありがとうございました。特にアドバイス、本当の本当に助かります……!誤字脱字は何度も見直しているのですが、まだそこまで残っていましたか……本当に申し訳ないです。それと、バレバレかもしれませんが当方独学でしか文章の勉強をしておりません。三点リーダーは二つにした方がいいというのも初めて知ったほどです。あとダッシュが多すぎる、というのも別の方からも指摘されて初めて気づきました。こういうアドバイス本当にありがたいです。一番の課題は①同じ人物に関する多視点の描写が多すぎる②説明的な文ですね。説明的な文……これが一番わからないのです。これは本当に勉強していかなければ
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確かに荒削りで誤字脱字は多く、読みづらい箇所もいくつかありましたが、全体的にはとてもよく作られてると感じました。正直、文字数制限さえ無ければ良いところはもっと書きたかったくらいです。 同じ人物について他視点で描写する場合はベクトルを変えると良いですよ。 A視点「Bは遅刻した。寝坊したからだ」 B視点「寝坊した。またAのことが気になって眠れなかった」 C「Bはいつも眠そうだ」 これは簡単な例ですが、内容について語るのではなく、キャラそのものに焦点を当ててそれぞれ別ベクトルからの視点を描くのです。AとBはほぼ内容が同じですが、Cは眠そうだと思うだけのその他を代表させます。読み手は「Aのことが
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