『貴方さえ~』の連載で、また少々修正(内容自体の変更は無し)をかけました。 近藤さんが仕事しすぎの土方さんに、頭を使い過ぎて疲れてるんだろ休めー。って言うシーンなのですが、 結論から申しますと、おかしな台詞でした。 おもえば書いた瞬間も違和感は少しあったのですが・・・今日になって、ふと思ったのです。 この時代って頭(脳)が思考を担当している、という認識ってあったのだろうか・・と(@@;) 蘭学が入ってきている時代ですので、脳の存在自体は知られていたはず、でも脳が何してるって、分かったんだろうか、と。 で、しかたないので(コラ)調べてみました。 すると、 なんと紀元前5世紀には、ギリシャのヒポクラテスさんが、脳が知性をつかさどる器官であると唱えていたそうですが、 それ以降に続くことがなかったようで、 ざっと調べたかぎりですが、『思考』と『脳』が結び付くのは、時期的に明治以降のようすでして。。 つまり、まだ江戸の時代、頭を(思考に)使いすぎて疲れる、という概念は世界的にみても無かった、ということになりそうなのです。 ただ、お江戸の人たちって、じつは先進的ですし、いろいろぶっとんでる人たちですので、もしかしたら直観的に分かってたりする人もいたかもしれませんけど>< とりあえず、一般的な概念ではなかったようすな以上・・ 近藤さんの慰労の台詞のほうを変更しておきました。(涙 しかしそれでいうと、 頭を打って記憶喪失になる、というのもどうなのか、って気がしてきてしまうんですが ・・・ これは人々が経験的に知ってる、ってことで押し通します。(汗  
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