憂喜

唐突のレビュー、失礼します。 AIをテーマにした小説が読みたく、この作品を読ませていただきました。 もし、“オリジナル”の記憶がコピーされたアンドロイドがそれと接触してしまったとき、つまり、もう一人の自分を認識したときのアンドロイドの自我の崩壊……… いろいろなSF小説でその類の事象は書かれていますが、この作品はそこを端的に、ぴったりと書かれていて、とても面白く読みやすかったです。 また、3人目(?)のアリスが登場した際、彼女は冷静に事を見ていました。ここからは私の勝手な想像にすぎませんが、自分とは異なる自分と接触してもなお新型が正常であったのは、性能の向上よりも、生身の人間の感情との触れ合いをまだしていないからではないか、などと思ったりしました…… 奥が深く、いろいろな解釈の生まれるAIに関するテーマを提示してくれた、素晴らしい作品でした!
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レビューありがとうございます。 私の書いた文章から色々なことを考えていただけてとても嬉しいです! お褒めの言葉もありがとうございますね。 AIが出てくるようなお話にはあまり触れておらず、書くことに難しさを感じていたので感想がとても嬉しいです。 無粋だと思うので物語の内容には触れないでおきますね。 ありがとうございました!

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