雛姫

「どうして、その子なの?」 タイトルにもなっているこの言葉。 そして概要からもにじみ出ている「選ばれない自分」 なぜ自分じゃないのか、そういう葛藤がタイトルになっているのかな? 最初はそういうイメージでした。 物語を読み進めていくと、主人公である鮎佳の置かれてる状況が見えてきて、もどかしいというか……なんとも言えない気持ちになりました。 同時に彼女の傍にいるかけがえのない友人達。 あえて“達”と付けさせて頂きますが、その温かさがとても素敵だった。 長く片想いしていた幼馴染への届かない想いに、どう決着をつけるのか。 それがこの物語の軸だと思います。 その答えを探している内に彼女は成長していく。なにかに気付いていく。日常で見えた景色が全てではないと知っていく。 どうして、その子なの? その言葉へ込める感情の変化が私は一番印象に残りました。 読もうか悩んでる方は是非ページを捲ってみて下さい。なにかしら違う感情を湧き出させてくれると思います。 素敵な作品有難う御座いました。
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レビューありがとうございます。 『どうして、その子なの?』 たったひとりを長く想い続けてきた鮎佳の心からの問いかけ。 問いかけであり、諦めのための確認だったのかもしれません。 不器用で真面目で、頑なで。そして、かーくんのことが本当に好きで。 でも自分が選ばれないことはちゃんとわかっている彼女の言葉なので。 友人たちとのシーンを気に入ってくださってありがとう。 鮎佳がアレなので、対極にいるふたりで脇を固めてみました(笑) (ストーリーがシリアスすぎて引かれちゃいそうだから和めるように、という魂胆も…w) なっちん、彼女の成長の物語におつき合いありがとうございました。 でも、まだまだ完全じゃ

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