あかつき草子といいます。 イベントから参加しています。 作品拝読しました。 描写が的確なので、映像は頭の中に浮かびます。 けれど、錯乱している主人公が語り手なので、 彼の視点で、彼の思うところへ誘導されます。 その手腕は、お見事です。 人は抱えきれない悲しみを負うと、 自身を守るために、人格が乖離して癒すのですね。 それ程、受け入れ難い事実だったのだとわかります。 ただ、受け入れたくなかったから周りの状況をシャットアウトしていました。なのに、お母さんの話していることで、すんなり受け入れて、乖離もなくなります。短編だからこの切り返しは仕方ないですが。 見えているようで、実は虚像。 小説の形態を生かしていると思います! 私はこういう手法が好きです。 彼の深い悲しみが伝わる作品でした。
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貴重なレビューありがとうございます。  先程、作品拝読させて頂きました。こんなに美しい描写をされる作者様より、描写をお褒め頂けるとは、目下課題であり、夢にも思わず嬉しい限りです。  細かに目を通して頂いて感謝致します。ご参加ありがとうございました(^^)

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