未知春生

私のような者がレビューするのはおこがましいのですが… 正直、★5個では足りないです。 終わってほしくなかった物語です。ずっと読んでいたかった…( ;_;) 現実を忘れてどっぷりと物語の世界に浸りたい方、是非読んでみてください。 浸れるだけの深さと広さ、きちんと構築された世界観やストーリー、そして熱量のある骨太な良作です。 ヘブライ系魔女の血をひく天涯孤独な女子高校生・六星玲子ちゃんと、「幽薬」を扱う妖しいお店「森羅堂」の店主が織りなす壮大なファンタジー、というのが基本。ですが、恋愛、ヒューマン、学園、SF、あとBL要素も0.1ミリくらい混じってるでしょうか(笑) この作者様のすばらしさは「パワー」だと思います。 どの作品をみせていただいても、盛り込まれた情報量が凄まじいのです。(ものすごい量の下調べをされていることと推察します) 好きな人にドキドキしたり、友達の優しさにほんわかしたり、かと思えば警察や弁護士も出てくるし、職場風景の描写もあります。 植物の茂る庭の表現が秀逸だったり、舞台となる森羅堂の店内に風情があったり、路地裏の風景がすてきだったり… そこから更に天界、魔界、神獣など色んなものがめくるめく登場します。夢を通じて過去に触れたり、死の呪いを封じ込めた「死の谷」の位置が金貨に記されていたり。 全ての登場人物とストーリーに確固たる存在感と説得力があり、私なんかでは一生かかっても思いつけないようなものすごいスケールなのです。 作者様のパワーと想像力は、まさに縦横無尽です。 これだけのことを魅力的な物語にまとめ上げられた力量の前には、もう言葉もありません。 シリーズを通して、追いかけながらずっと読ませていただきましたが、読み終えた後、ああ本当にいいものを読ませてもらった…という深い感慨に満たされています。 完結という言葉が寂しくてたまらない。 外伝とかスピンオフ作品を切望しています!
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こんにちは(=^ェ^=)けいたんです。この度は、素晴らしいレビューを書いてくださって本当にありがとうございました。 書きたいという衝動だけが、ワタシが唯一持っているもので、他には何一つありません。読んでくださる方が存在するのも、夢のよう。目の前に浮かぶ光景を文章に変換しながら、書くことで皆様と同じ時間を共有できたのだと気がつきました。三部作で完結させたのも、玲子さんと森羅堂先生が出会った意味がようやくはっきりしたかもと思ったからです。 ラストシーンは、未知さまに描いていただいた表紙を見ながら一気に書き上げました。 読み返すと、まだまだ、やり残した事を思い出すのです。この先のストーリーは読者の皆
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けいたん様、本当にすばらしい作品でした。もっともっと読みたいです!森羅堂先生の出自に関するお話や玲子ちゃんとのラブストーリー、更にはけいたん様が「森羅堂シリーズ」で構築された世界の細部について、もっと知りたいのです(#^^#) できれば、セイ帝国物語もこちらの方で公開していただきたいです!
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