なぎの みや

舞文先生の初の純文学作品という事で、じっくりと拝読致しました。 『夢十夜』が思い出される冒頭から、主人公の独白。月光海月を巡っての主人公と、それ以外の群衆の行動が淡々と語られていきます。 物語の核心については敢えて深く語りませんが、一度読了した時の感想は、綺麗にまとめられた純文学『的』な作品。 しかしどうも腑に落ちず、二度、三度と繰り返し読み返していく内に、とある仮説が私の頭の中に浮かびました。その仮説を前提に感想を書かせて頂きます。 この作品の『元』となっているのは、「究極のエゴイズム」とも言える、作者様の強烈な自己肯定愛から成り立っています。それは仏道の様に、己を内へ内へと追い込んでいく求道心に則った、ある意味大変ストイックな表現方法。 舞文先生の傲慢にも似た自己主張。隠喩の影に潜んだそれを垣間見てしまってからは、作品の顔が180度変わって見え、不思議な事に、えも言われぬ耽美な魅力までが醸し出されてきます。 こう書いてしまうと語弊を生んで、舞文先生の心象を悪くしてしまうかもしれない、と覚悟はしていますが、それでも敢えてそう書いてしまいたいくらいにこの作品には、ダーティな言霊が吹き込まれており、私はそれに魅了されてしまったのです。 表現方法の線引きを、今一度考えさせられる本作。大変勉強になりました
・17件
わぁー!なぎ先生がレビュー書いてくれた嬉しい(*>∇<)ノしかも僕の小説より素晴らしい!いつも参考にさせてもらってます! なんてこった! なぎ先生がどんな読解したのか気になりますね(*^^*) だから純文学は面白い!読む人によって色が変わる( o´ェ`o)
16件
ひろさんこんばんは(ゝ∀・)ノ うん、結局五回読み返したんですけど、私の解釈はああなっちゃいました。 作風は全然違うんですけど、あの作品。三島由紀夫作品の様な自己愛を感じたんです。だから、ひろくんがあのレビューでどう感じてくれたかは分かりませんが、簡単に言うと素晴らしかったですよ、ホントに。自分ではこの領域まで行けてないのが悔しいくらいに。 作品の本質ははあんなに男らしいんですから、ひろくん普段もあんな風に堂々としてください。 でも、あのレビューにちゃんと返信してくれて、ありがとうございます(*´▽`*)
15件

/1ページ

1件