宣芳まゆり

 昔のアニメ、世界名作劇場を思い出しました。もしくは、チムチムチェリーの悲しげなメロディでしょうか。  つらい境遇にあっても他者を思いやれる、そして利発なセティ。そんなせティだからこそ、医者のディルは養子にもらいたいと切望する。  また親方も、彼を死なせたくないと努力をする。もちろん、せティの思いやりが通じない人たちもいますが……。  せティは苦しみ、悩んで悩んだ末に、あるひとつの決断をくだします。その尊さに、涙がこぼれます。ラストはすべてがうまくいったというわけではありませんが、ハッピーエンドです。  きっとせティは、世のため人のためにつくす、いいお医者さんになるのだろうと思います。もしくは法律家か政治家か。どの職業を選んでも、他者から尊敬される立派な大人になるのだろうと思います。
・1件
宣芳まゆり様! 素晴らしいレビューをありがとうございます。゚(゚´ω`゚)゚。嬉しいです! そうなんです、世界名作劇場「ロミオの青い空」そしてその原作の「黒い兄弟」がベースにあります。私はアルフレドが好きでした!(どーでもいい) 短編なので盛り込めませんが、やはり同業者の友達との繋がりなどもあっての彼なのだろうと思います。 私の作品に込めたかった思いをしっかりと受け止めてくださったレビューに感動します。そうなんです。全てがうまく行くわけではないのですが、その中でも自分ではなく人にとっての最善を求めていくこと。その結果もしかしたら自分には不都合かもしれませんが、想いは必ず伝わると信じています。
1件

/1ページ

1件