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そして俺は鈴木とラーメンを食べに行った
天川夏織
2019/2/23 21:28
これは面白いです。どう見てもチョコを渡す流れなのに、最後あのオチとは! 正直、文章そのものはやや荒っぽさがありますが、とても読みやすいし、何より流れがとても自然で分かりやすいので、最後のオチにうまく繋がっています。 この小説を読んで、私も参考にしたいなと思うことがあります。なぜ、自然な流れで読みやすくストーリーが掴みやすいのか考えてみたのですが、最低限必要な事柄がしっかり描写なり説明なりされているからではないかと思います。私はなかなかこれが出来ないので……。いつどこで誰が何をしているのか、という基本的なことがきちんと書いてあるだけでこれだけ読みやすくなるのか、とあらためて思いました。俺が何を思って鈴木や高橋さんを見ているのか、鈴木さんはどんな状態で鈴木を見ているのか 、そういうことが分かるようにしっかり描かれているなあ、と感じます。文体は色々あっても、そこのところは共通して大切なんだな、とこの作品から再確認できました。 良い小説をありがとうございます。
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天川夏織