黒猫出版

「誰々に似ている」というテーマだけで、主人公の性格や容姿を上手く読者に想像させていて、素晴らしいと思いました。 ただ、オチが個人的にはあまり気に入りませんでした。 有名人に似ていることをとても気に掛けるような、純粋なかわいらしい気持ちを持っている主人公。 「トホホ」的なオチよりも、ぼんやりと幸せを感じられるようなものの方が私は好きになれそうです。 娘のセリフの後に、妻が「でもお父さんは昔、ジャンレノみたいだったのよ」と言ったり。 今までは「主人公が有名人に似ている」だったのが「有名人がパパに似てる」という変化に感動したり。 適当な例ですみません。 日本語が上手で読みやすかったです。

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