二、三時間後に僕を囲んだ死の祭典が始まる。 だから目を閉じてその時を待とうと思う。 この度をもって僕は生涯の幕を閉じ あなたは何事もなく明日の朝日を浴びるんだろう。 悲しくも無いし言い残す事もない。 あったとして、伝える友人や 恋人も僕は持ち合わせてないし 身軽に生きてきたツケだって他人がそう言うなら、きっとそうなんだろう。 僕は僕の人生に満足をしているし 最後の晩餐に選んだクリームスパゲティは とびきり美味だった。 そう、悔いはない。 階段が月に向かって真っ直ぐ伸びる。 僕は一本前に踏み出し 時計の秒針に合わせ軽快に駆け上がる。 上りきった時に僕はこの美しい世界を見下ろし こう言って締め括るつもりだ。 「僕は精一杯生きた。 後の世界は、100020000の彼らに任すよ。」 って話を ダニオフスプレーを撒きながら考えたんだが、 ダニには意志があるのかねぇ。 あるんだろうねぇ。かっゆ…
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